2014年5月28日水曜日

基礎部分の解体

旧病院の解体は順調に進み、通称「カキシメジの間」の解体も終わり、建物はすべて消えてしまいました。新しい病院を作るとなると何年もかかるのに、解体となるとあっという間になくなってしまい悲しくなります。現在はがれきの山の整理と基礎部分の解体を行っています。建物の基礎の部分が奥深く入り込んでいるために、かなりの騒音と振動でご迷惑をかけており、申し訳ありません。しかし、このような基礎部分があったからこそ風雪に耐えられたのだと、あらためて土台の大切さを認識しました。
ところで病院の土台はというと、建物ではなく、われわれスタッフの医療そのものだと。そこでもう一度原点に立ち返り、患者さんのための医療を追求し「ハナミズキ」の歌のように100年200年と続くような「辰野病院の基礎」を築いていきたいとあらためて思いました。



2014年5月19日月曜日

職場体験

本日から中学生の職場体験がはじまり、4名の学生さんが実習に来ています。知らない人と慣れない場所で戸惑っているかと思えば、堂々としており、今の学生さんはしっかりしているなあ、と頼もしいばかりです。模擬戴帽式(看護師のイメージです)や普段は入れない手術室見学も行われ、この体験が今後の進路決定に寄与すれば幸いです。そして、ひとりでも多くの方に医療職に就いていただき、辰野病院へ勤めていただきたいと願うばかりです。



2014年5月12日月曜日

旧病院の解体

旧病院は、1969年(昭和44年)から2012年(平成24年)9月まで働き、1年半の休息の後に今年の3月末から解体工事がはじまりました。まず外来棟が解体され、次に病棟の解体にうつり、4月中旬に「春告げ桜」が「見守り桜」となって、解体工事も順調にすすみました。そして5月になり「見守り桜」も「葉桜」となったところで、ついに病棟の解体も終了し「がれきの山」と変わりました。わずか1ヶ月半で病院がなくなってしまうなんて、まさに平家物語の「諸行無常、ただ春の夜の夢のごとし」と考えさせられます。あと残りは、旧看護婦寮、別名「カキシメジの間」の解体と「がれきの山」の整理で6月末には更地となってしまいます。長年お世話になった病院だけに悲しい!!





2014年5月9日金曜日

看護の日

「看護の日」ってご存知ですか。看護職に対する理解と社会的評価を高める目的で、ナイチンゲールの誕生日である5月12日に制定されました。その看護の日に合わせて、全国各地で看護にふれていただく楽しい行事が行われています。当院でも、本日そのイベントが行われ、「ハーモニカと歌う集い」などで「お・も・て・な・し」しました。
ところで「看護師」というと、どのようなイメージをお持ちですか?やっぱり「白衣の天使」のナイチンゲールではないでしょうか。ナースキャップに白いワンピース型の白衣を着た女性の職業というイメージではないでしょうか。以前は圧倒的に女性でありましたが、現在では男性看護師もかなり増え、ナースキャップも「不潔」という理由で廃止している病院がほとんどです。またワンピース型白衣も動きにくく衛生面でも問題があるということで、最近では「スクラブ白衣(手術用の上着)」を採用するところが増えてきており、当院でもこの4月から着用しています。ということで、看護師のイメージもだいぶ変わってきていますが、ナイチンゲールの精神「天使とは、美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」という本質だけは変わっていません。



2014年5月7日水曜日

ハナミズキ

5月になり、病院の周りも桜からハナミズキへ代わりました。ハナミズキは、もともとアメリカからの「桜のお返し」いわゆる「返礼」であり、いまや「アメリカの思いを受けて」日本中の街路樹となり、きれいに咲いています。また、白や薄桃色のかれんな花を見ると「華やかな恋」を連想し、一青窈さんの「ハナミズキ」を思い出します。
「町民と大好きな病院が100年続きますように」と口遊みたくなります。このように病院のハナミズキは、まだ小さい木ですが、今後100年200年と大きくなり病院を見守ってくれることでしょう。




2014年5月1日木曜日

よっちゃんの庭(春)

今日から5月がスタートです。先月の「よっちゃんの部屋」は、さくらの話題で花(桜)が咲きました。
そこで、今月のスタートは「よっちゃんの庭」の花の紹介から始めます。よっちゃんは、毎年11月半ばにチューリップとムスカリの球根を植え、春が来るのを楽しみにしています。今年は2月の大雪があったために心配していましたが、例年以上にきれいに咲きました。
この花々を見てようやく春を実感し、これからもチューリップの花言葉である「博愛」の気持ちを大切にして仕事に励みたいと気分も新たになります。また大雪にも負けずに鮮やかな花を楽しませてくれるムスカリの花言葉のように、辰野病院も荒波に耐えて必ずや「明るい未来」が来ると信じています。